ワイン用品種の販売順位
2021 年度ワイン用品種販売順位
2021年(令和3年)度売上順1位〜20位
1 | シャルドネ |
2 | メルロー |
3 | ピノーノワール |
4 | カベルネソービニヨン |
5 | マスカット ベリーA |
6 | アルモノワール |
7 | ヤマソービニヨン |
8 | 甲州 |
9 | ソービニヨンブラン |
10 | リースリング |
11 | カベルネフラン |
12 | バッカス |
13 | アルバリーニョ |
14 | サンジョベーゼ |
15 | ピノグリ |
16 | マルバジア |
17 | モンドブリエ |
18 | ピノムニエ |
19 | シラー |
20 | ツバイゲルトレーべ |
2021年度(令和3年)ワイン用品種の販売順位は13頁に示したように、第1位は「シャルドネ」、以下「メルロー」「ピノノワール」「カベルネソービニヨン」「マスカットベーリーA」「アルモノワール」「ヤマソービニオン」「甲州」「ソービニヨンブラン」「リースリング」です。甲州種の生食用の順位は第18位ですが、昨今はワイン用の栽培が主ですから、ワイン用では第8位に位置しました。甲州種は日本を代表する白ワイン用品種として定着し、白ワイン原料の第1位を占め、苗の売上が伸びております。「マスカットベーリーA」も兼用種ですが、ワイン用品種としますと第5位になり、現在は日本の赤ワイン原料の生産量で第1位になっています。
日本のオリジナル品種であり、約1000年の歴史を持つ「甲州」は近年、栽培面積は減少しておりました。しかし、この甲州種を日本のオリジナルワイン用品種とする動きが活発化しております。15年前から始まった日本ワインコンクールの開催、甲州ワインの香りを引き出す醸造技術の導入、垣根栽培の実施、優良系統の選抜など、新たな試みが始まりました。日本食の世界的ブームを受けて、品質の向上著しい甲州ワインをイギリス、フランスなどの欧州ばかりではなく、ロシア、アメリカ、東南アジア地域、中国等に輸出する動きも活発化しております。「甲州ワイン」と「和食」を合わせて楽しむという習慣を定着させようと、ワイナリー業界、行政、ソムリエ協会などが一致協力して努力しております。
この日本ワインのブームにより、全国各地に起業する新ワイナリーが増え、最近はワイン用苗木が不足しております。苗木の生産は急には増えませんから、どうしても予約数に追いつきません。そういう事情で、ご用命を頂いても、ご迷惑をおかけしております。
弊社では、ワイン用苗木の増産にも力を入れ、所員一同、ワイン産業の発展を願い、良苗の生産を頑張り、皆様のご要望にお応えしたく、今後も努力を続けてまいります。