Black Finger
ブラックフィンガー
マニキュアフィンガー実生
1本
4,400円(税別4,000円)
欧州種
「マニキュアフィンガー」には母親として「ユニコーン」の紫黒色遺伝子が入っているから実生から黒が出現しても不思議はない。本種は中国の徐衛東氏が2000年代に育成した新品種である。氏は「マニキュアフィンガー」を「美人指」と命名して中国に普及させた功労者で、育種も志している。本種の中国名は「黒美人指」。当所は徐衛東氏のご了解を得て、本種を発表する。粒の形は先尖長楕円形で「マニキュアフィンガー」に似ているが、やや、「ユニコーン」的でもある。着色良好で濃い紫黒色になり花粉が多い。糖度は18~19度で高い。熟期は9月上旬で「マニキュアフィンガー」とほぼ同期である。肉質は締まり、最高品質。皮ごと食べられる。問題は、露地栽培では多雨の場合は裂果する危険性があるので、ビニール被覆栽培が望ましい。粒は「マニキュアフィンガー」大に肥大する。種なし化が可能である。中国では鮮紅色品種に絶大な人気があり、黒色ブドウは赤ほど好まれない傾向があるらしいが、日本では彩りに、赤・黒・黄緑の三色の詰め合わせは見た目がよく喜ばれる。紫色の「オリエンタルスター」より粒張りがいいので、皮ごと食べられる品種の黒色種として本種は利用価値が高くなり、その将来性が期待される。