Grape varieties

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ブラックキング®(品種登録名:甲斐ベリー3)の写真

Black King

ブラックキング®(品種登録名:甲斐ベリー3)

〔ピオーネ×山梨46号(巨峰×巨峰)〕

PVP
海外持出禁止・農林水産大臣公示あり 山梨県オリジナル品種 山梨県内のみの限定販売

フリー台1本

3,300円(税別3,000円)

最新交配品種 4倍体欧米雑種

山梨県果樹試験場が平成17年に「ピオーネ×山梨46号(巨峰×巨峰)」の交配で作出し、平成30年に「甲斐ベリー3」の名称で品種登録され、翌年に「ブラックキング」で商標登録された。成熟期は8月中旬で「巨峰」と「ピオーネ」の間、顆粒重は平均20gを超えボリューム感のある房形となる。「巨峰」「ピオーネ」と比較して着色が優れるため、優秀な黒色系中生品種として山梨県内への普及が期待出来る。フルメット加用のジベレリン処理で種なしになり、糖度は17 ~ 18度程度で酸含量の低下が早く食味は良好である。花蕾の着生が少ない特性があるため花ぶるいに注意する。無核化率を向上させるため、満開2週間前から開花始め期までにアグレプト液剤1000倍を散布または花穂浸漬する。房づくりは房尻から3 ~3.5cm、房尻は摘まない。満開時~満開3日後に1回目のジベレリン処理を行い、濃度はジベレリン25ppmにフルメット5ppmを加用。2回目は、満開10 ~ 15日後にジベレリン25ppmの単用処理を行う。摘粒は、傷果を優先的に摘粒し裂果防止を心掛け、房形を良くするために果房上部の果粒はやや多めに残す。目標果房重600gの場合、軸長6cm程度粒数30粒を目安とする。収量は10a当たり1.5t ~ 1.8t、着果過多になると着色や糖度が低下するため注意する。
 短梢剪定が可能だが、短梢剪定の場合1芽剪定を行うと基底芽の発芽率が低く新梢数が少ない傾向がある。そこで新梢数を確保するために、2芽剪定を併用する必要がある。
 本種は山梨県オリジナル品種であり、現時点では山梨県内のみの限定販売である。

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