2014年(平成26年)ワイン用品種の販売順位について 

  当所調べ:ワイン用品種販売順位   

            

2014年度(平成26年)のワイン用品種の販売順位は別表「2014年ワイン用品種販売順位」

に示したように、第1位は「メルロー」、以下「シャルドネ」「カベルネソービニヨン」「ヤマソービニ

オン」「ソービニヨンブラン」「アルバリーニョ」「ネビオーロ」「ピノノワール」「ヴィオニエ」「マルバジ

ア」「アルモノワール」です。

 

甲州種の生食用の順位は第7位ですが、ワイン用品種と比較しますと、販売量で第5位に

位置しました。日本を代表するワイン用品種として見直されて売上が伸びております。「マスカッ

トベーリーA」は生食用としては第5位ですがワイン用と比較しますと第3位の位置になり重要な

日本の赤ワインの原料となっています。

 

日本のオリジナル品種、1000年の歴史を持つ「甲州」は近年、栽培面積は激減しておりました。

しかし、この「甲州」の白ワインを日本のオリジナルワイン用品種として復活させようとする動きが

活発化しております。約11年前から始まった国産ワインコンクールの開催、甲州の香りを引き

出す醸造技術の導入、垣根栽培の実施、優良系統の選抜など、新たな試みが始まりました。

 

日本食の世界的ブームを受けて、品質の向上著しい甲州ワインをイギリス、フランス、ロシア、ア

メリカ、中国等に輸出する試みが始まりました。山梨県知事とワインメーカー代表等、30余名が

ロンドンに渡り、その後パリでも甲州ワインの試飲会を開催し反響を得ました。甲州ワインと日本

食を合わせて楽しむという習慣を定着させようと、業界、行政、学会が一致協力して「甲州ワイン」

の国内普及や海外輸出などに取り組み始めております。

 

4位の「ヤマソービニオン」は山梨大学が「ヤマブドウ」に「カベルネソービニヨン」を交配して作

出した品種で耐病性強く、栽培容易、豊産で特に着色が優れ、紫味の強い赤ワインになります。

少農薬栽培が出来ることが最大の利点で、ワイン用ブドウとして人気が定着してきました。

 

ワイン用品種の第12位は「カベルネフラン」「シラー」「テンプラニーリョ」「サンジョベーゼ」「ミュー

ラートルガウ」「ケルナー」「プチベルド」「ピノブラン」「シュナンブラン」「シルバーネル」「ツバイゲル

トレーベ」「ベーリーアリカントA」「ビジュノワール」という順番でした。

 

このワイン用品種の順番を毎年見ていきますと、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン原産のワイン

用品種の中に日本独自のワイン用品種がじわじわと浸透していく様子がわかります。