●ステム・ピッティングについて
ウイルス病の一種です。幹の粗皮を剥ぐと無数の穴や溝が見えます。健全な樹は滑らかで穴や溝はありません。枝幹異常症とも呼び、発芽が遅れ、果 実の品質はいいものの収量が減り樹勢が衰えて酷いものは枯れてしまいます。植え付け5〜6年後に発生し、品種により発生率が異なります。本病は欧州種が最も弱く、欧米雑種がこれに次ぎ、米国系の性質の強いデラウェアには殆ど発生しません。前述のM.T.C組織培養苗には本病の発生がなく、これを防ぐには、当所が努力を傾注して生産した穂木、台木ともM.T.C.の苗木を植えるのがいちばん安全です。