●房作りと最新のジベ処理適応表について

殆どの品種は開花前〜開花始めに房作りが必要です。大きい房は肩から28段、適当な房になるよう切り下げ、房尻を数cm切り詰めると、花流れのない見事な房になります。主要品種については「ブドウ栽培書」に図や写 真で説明されていますので希少品種も房の形の似ている品種に倣って房作りしてください。実止まり後の摘粒は粒の大きさに合わせて一房の粒数を決め、10gなら50粒で房重量 500g、15gなら33粒と計算します。
 ジベ処理は種なし化、早熟化、果粒肥大化、着粒安定化などの効果があり、品種により処理濃度や回数、時期に差があります。平成193月ジベレリンとフルメットのブドウに対する適用拡大が登録されました。ブドウは品種郡に区分して登録されましたので、殆ど全てのブドウ品種に両方共安心して使用することが出来るようになりました。以下の「最新適用表」をご参照下さい。なお、処理に適さない品種もありますので、不明な点はお問合せ下さい。

 

ジベレリン最新適用表  

平成251120日改訂

作 物 名

使用目的

使 用 濃 度

使用液量

使 用 時 期

本 剤 の 使 用 回 数

使 用 方 法

ジベレリンを含む農薬の

総使用回数

ぶどう(ヒムロッドシードレスを除く2倍体米国系品種)

〔無核栽培〕

 

 

無種子化

顆粒肥大促進

1回目ジベレリン 100ppm

 

2回目ジベレリン 75100ppm

 

 

 

 

 

果房散布の

場合は

30100L/10a

 

 

 

 

 

 

 

満開予定日約14日前

(第1回目)及び

 

満開約10日後

(第2回目)

 

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

1回目:花房浸漬

 

2回目:果房浸漬

      又は花房散布

2回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

ぶどう

(ヒムロッドシードレス)

顆粒肥大促進

ジベレリン 100ppm

 

着粒後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

ぶどう

(デラウェア)        〔無核栽培〕

無種子化

顆粒肥大促進

1回目ジベレリン 100ppm

 

2回目ジベレリン 75100ppm

果房散布の

場合は

30100L/10a

 

 

 

満開予定日約14日前

(第1回目)及び

満開約10日後

(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

1回目:花房浸漬

2回目:果房浸漬

     又は果房散布

2回目、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

満開予定日1814日前

(第1回目)及び

満開約10日後

(第2回目)

1回目:花房浸漬(ホルクロルフェニュロン15ppm液に加用)

2回目:果房浸漬又は果房散布

ぶどう(キャンベルアーリを除く2倍体米国系品種)

〔有核栽培〕

果粒肥大促進

ジベレリン 50ppm

 

満開1015日後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

 

ぶどう

(キャンベルアーリー)

 〔有核栽培〕

果房伸長促進

ジベレリン 35ppm

30100L/10

満開予定日

2030日前

(展葉35枚時)

1

花房散布

2回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計3回以内

   

ぶどう

2倍体欧州系品種)

 〔無核栽培〕

 

無種子化

果粒肥大促進

1回目ジベレリン 25ppm

2回目ジベレリン 25ppm

 

 

満開時〜満開3日後

(第1回目)及び

満開1015日後

(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

1回目:花房浸漬

2回目:果房浸漬

 

2回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

ジベレリン25ppm

 

満開35日後(落花期)

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房浸漬(ホルクロルフェニュロン

10ppm液に加用)

 

ぶどう(ヒロハンブルグを除く2倍体欧州系品種)

〔有核栽培〕

果粒肥大促進

ジベレリン 25ppm

 

満開1020日後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬又は果房散布

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

ぶどう

(ヒロハンブルグ)

 〔有核栽培〕

ジベレリン 50100ppm

果房散布の

場合は

7080L/10a

満開1015日後

 

ぶどう

(キングデラ、ハニーシードレスを除く3倍体品種)

 

着粒安定

果粒肥大促進

1回目ジベレリン 2550ppm

2回目ジベレリン 2550ppm

 

 

満開時〜満開3日後

(第1回目)及び

 

満開1015日後

(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

1回目:花房浸漬

2回目:果房浸漬

 

2回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

 

 ぶどう

 (キングデラ)

 

1回目ジベレリン 50ppm

2回目ジベレリン 50100ppm

果房散布の

場合は

50100L/10a

 

2

1回目:花房浸漬

2回目:果房浸漬

又は果房散布

2

ぶどう

(ハニーシードレス)

 

ジベレリン 100ppm

 

満開36日後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房又は果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

 ぶどう(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)

  〔無核栽培〕

無種子化

果粒肥大促進

 

1回目ジベレリン 125ppm〜25ppm

2回目 ジベレリン 25ppm

 

 

満開時〜満開3日後

(第1回目)及び

満開1015日後

(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

1回目:花房浸漬

2回目:果房浸漬

 

3回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計5回以内

 

無種子化

果粒肥大促進

ジベレリン 25ppm

 

満開35日後

(落花期)

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房浸漬(ホルクロルフェニュロン

10ppm液に加用)

無種子化

1回目ジベレリン 12,5ppm〜25ppm

 

満開時〜満開3日後

花房浸漬(満開1015日後にホルクロルフェニュロンによる果粒肥大促進処理を行うこと)

果房伸長促進

ジベレリン 35ppm

30100L/10a

展葉35枚時

1

花房散布

 

 

 

ぶどう

(サニールージュ)

〔無核栽培〕

 

 

 

無種子化

果粒肥大促進

1回目ジベレリン12.5ppm〜25ppm

2回目ジベレリン25ppm

 

 

満開時〜満開3日後

(第1回目)及び

満開1015日後

(第2回目)

2回、但し降雨時により再処理を行う場合は合計4回以内。

1回目:花房浸漬

2回目:果房浸漬

3回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計5回以内

ジベレリン25ppm

 

満開35日後(落花期)

1回。但し降雨時により再処理を行う場合は合計2回以内。

花房浸漬(ホルクロルフェニュロン

10ppm液に加用)

無種子化

ジベレリン12.525ppm

 

満開時〜満開3日後

花房浸漬(満開1015日後にホルクロルフェニュロンによる顆粒肥大促進処理を行うこと)

果房伸長促進

ジベレリン35ppm

30100L/10a

展葉35枚時

1

花房散布

着粒密度低減

果粒肥大促進

1回目ジベレリン25ppm

2回目ジベレリン25ppm

 

 

満開予定日1420日前(第1回目)及び満開1015日後(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内。

1回目:花房浸漬(ホルクロルフェニュロン3ppm液に加用)

2回目:果房浸漬

 

ぶどう

(巨峰、ルビーロマン、ハニービーナス)

〔有核栽培〕

果粒肥大促進

 

ジベレリン25ppm

 

満開1020日後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

 

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

ぶどう (高尾)

ジベレリン50100ppm

 

満開時〜満開7日後

花房又は果房浸漬

ぶどう(あづましずく)

1回目ジベレリン2550ppm

2回目ジベレリン50ppm

 

 

満開時(第1回目)

満開413日後

(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内。

果房浸漬

 

2回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

ぶどう(ふくしずく)

 

ジベレリン50100ppm

 

満開時〜満開7日後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房又は果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

   ※最新の適用表等は協和発酵より資料の提供を受けました。

 

ジベレリン使用上の注意

1) ぶどうに関する作物名中の品種による区分は、ジベレリンに対するぶどうの反応性

   の違いを考慮した区分なので、ぶどうの品種がどの区分(品種群)に該当するか、

病害虫防除所等関係機関に確認してから使用すること。

 

2) 下記(3)の「ぶどう品種による区分」に記載のない品種に対して本剤を初めて使用

     する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び

   薬害を確認した上で使用すること。

 

3) ぶどうの品種による区分

 イ 2倍体米国系品種

   「マスカットベーリーA」、「アーリースチューベン(バッファロー)」「旅路(紅塩谷)」

 ロ 2倍体欧州系品種

   「ロザリオビアンコ」、「ロザキ」、「瀬戸ジャイアンツ」、「マリオ」、「アリサ」、「イタリア」

   「紫苑」、「ルーベルマスカット」、「ロザリオロッソ」、「シャインマスカット」、

 ハ 3倍体品種

   「サマーブラック」、「美嶺」、「ナガノパープル」、「キングデラ」、「ハニーシードレス」

 ニ 巨峰系4倍体品種

   「巨峰」、「ピオーネ」、「安芸クィーン」、「翠峰」、「サニールージュ」、 「藤稔」、

「高妻」、「白峰」、「ゴルビー」、「多摩ゆたか」、「紫玉」、「黒王」、「紅義」、

   「シナノスマイル」、「ハイベリー」、「オーロラブック」

   (「あづましずく」「ふくしずく」等の巨峰系シードレス品種は該当しない)

 

   

フルメット液剤の最新適用表

平成251120日改訂

 

      作 物 名

使用目的

使用濃度

(ホルクロル

フェニュロン)

使 用 期 間

本 剤 の 使 用 回 数

使 用 方 法

ホルクロルフェニュロンを含む

農薬の総使用回数

 

ぶどう

2倍体米国系品種)

〔無核栽培〕

着粒安定

25ppm

満開予定日

14日前

ジベレリンに加用、花房浸漬

(ジベレリン第2回目処理は慣行)

2回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

果粒肥大促進

510ppm

満開約10日後

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

 

 

 

 

ぶどう

(デラウェア)

〔無核栽培〕

 

 

 

 

 

露地栽培

果粒肥大促進

35ppm

満開約10日後

 

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

310ppm

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ジベレリン処理

適期幅拡大

15ppm

満開予定日

1814日前

ジベレリンに加用、花房浸漬

(ジベレリン第2回目処理は慣行)

着粒安定

25ppm

開花始め〜満開時

花房浸漬

5ppm

花房散布

 

施設栽培

 

 

 

果粒肥大促進

35ppm

満開約10日後

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

310ppm

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ジベレリン処理

適期幅拡大

15ppm

満開予定日

1814

ジベレリンに加用、花房浸漬

(ジベレリン第2回目処理は慣行)

着粒安定

510ppm

開花始め〜満開時

花房浸漬

 

ぶどう

2倍体欧州系品種)

〔無核栽培〕

着粒安定

25ppm

開花始め〜満開時

又は満開時〜満開3日後

開花始め〜満開前に使用する場合、花房浸漬(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

満開時〜満開3日後に使用する場合ジベレリンに加用、花房浸漬(ジベレリン第2回目は慣行)

3回以内、但し降雨時により再処理を

行う場合は合計5回以内。

果粒肥大促進

510ppm

満開1015日後

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

無種子化

果粒肥大促進

 

10ppm

満開35日後

(落花期)

ジベレリンに加用、花房浸漬

花穂発育促進

12ppm

展葉68枚時

花房散布

ぶどう(3倍体品種)

〔無核栽培〕

着粒安定

 

25ppm

開花始め〜満開時

又は満開時〜満開3日後

開花始め〜満開時に使用する場合、花房浸漬(ジベレリン第1回目及び第2回目は慣行)

2回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

満開時〜満開3日後に使用する場合、ジベレリンに加用、花房浸漬(ジベレリン第2回目は慣行)

果粒肥大促進

510ppm

満開1015日後

ジベレリンに加用、果房浸漬(ジベレリン第1回目は慣行)

 

 

 

ぶどう

(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)

〔無核栽培〕

 

 

 

 

着粒安定

25ppm

開花始め〜満開時、

又は満開時〜満開3日後

開花始め〜満開前に使用する場合

花房浸漬(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

満開時〜満開3日後に使用する場合ジベレリンに加用、花房浸(ジベレリン第2回目は慣行)

3回以内、但し降雨時により再処理を

行う場合は合計5回以内。

果粒肥大促進

510ppm

満開1015日後

ジベレリンに加用するか、又はホルクロルフェニュロン単用で)処理

果房浸漬(満開時〜満開3日後のジベレリンによる無種化処理は慣行)

無種子化

果粒肥大促進

10ppm

満開3日〜5日後

(落花期)

ジベレリンに加用、花房浸漬

花穂発育促進

12ppm

展葉68枚時

花房散布

ぶどう(サニールージュ)

〔無核栽培〕

着粒安定

25ppm

開花始め〜満開時、

又は満開時〜満開3日後

 

開花始め〜満開前に使用する場合、花房浸漬(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

3回以内、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計5回以内。

満開時〜満開3日後に使用する場合、ジベレリンに加用、花房浸漬(ジベレリン第2回目は慣行)

果粒肥大促進

510ppm

満開1015日後

ジベレリンに加用するか、又はホルクロルフェニュロン単用で処理、果房浸漬

(満開時〜満開3日後のジベレリンによる無種子化処理は慣行)

無種子化

果粒肥大促進

10ppm

満開35日後

(花落期)

ジベレリンに加用、花房浸漬

着粒密度低減

果粒肥大促進

3ppm

満開予定1420日前

ジベレリンに加用、花房浸漬

(ジベレリン第2回目処理は慣行)

花穂発育促進

12ppm

展葉68枚時

 

花房散布

ぶどう

2倍体米国系品種)

〔有核栽培〕

果粒肥大促進

510ppm

満開1520日後

果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

ぶどう

(マスカットオブアレキサンドリアを除く2倍体欧州系品種)

〔有核栽培〕

花穂発育促進

12ppm

展葉68枚時

花房散布

2回以内。但し降雨等により再処理を

行う場合は合計4回以内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶどう(マスカトオブアレキサンドリア)

〔有核栽培〕

果粒肥大促進

510ppm

満開1520日後

 

果房浸漬

3回以内但し、降雨等により再処理を

行う場合は合計5回以内

着粒安定

25ppm

満開時

花房浸漬

花穂発育促進

12ppm

展葉68枚時

花房散布

 

ぶどう(巨峰系4倍体品種)

(有核栽培)

 

果粒肥大促進

510ppm

満開1520

 

果房浸漬

1回、但し、降雨等により再処理を

行う場合は合計2回以内

ジベレリンに加用、果房浸漬

(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ぶどう(あづましずく)

 

5ppm

満開約413日後

ぶどう(高尾)

510ppm

満開時〜満開7日後

ジベレリンに加用、花房又は果房浸漬